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世界史の名言 ~でもちょっと間違ってるぞ~

公開日:2017/12/05

世界史を担当している泉澤です。

名言ーそれは人生の指針となり、時に自分を勇気づける言葉…でも、ちょっと待って下さい。その名言、発言者が本当に意図したものなんでしょうか。今回は世間で認識されている意味と、本来の意味はちょっとズレている、そんなものを掲載してみました。

1.天才は1%のひらめきと99%の努力(エジソン)

発明王エジソンの言葉として知られています。「何より努力が重要なんだ」といった場面で引用される言葉です。が、この言葉の本当の意味は、

「1%のひらめきがなければ99%の努力は無駄である」

ということのようです。うーん、凡人は、1%のひらめきがある天才にはやはり太刀打ちできないのでしょうか。ちょっとがっかり。

2.健全なる精神は健全なる身体に宿る(ユウェナリス)

ユウェナリスは古代ローマ時代の詩人です。「健全な精神は健全な肉体にしか宿らないんじゃ。だから身体を鍛えろー」なんて使われ方されてませんか。しかし原典は、

「人は大欲を抱かず、健康な身体に健全な精神が宿るよう、神に祈るべきだ」

ということを述べています。また「健全な肉体に健全な精神が宿ればいいのになあ(でも実際はそうなってないよね)」との解釈もあるそうです。世間の解釈とは随分違いますよね。

 

3.天は人の上に人を造らず、 人の下に人を造らず(福沢諭吉)

世界史ではありませんが。慶應義塾大学の創始者であり、1万円札の肖像として、日本人なら誰でも知っている人物の有名な言葉です。「人に上下の別はなく、平等なんだ」との解釈が一般的ですが・・・。この文は「造らず。」ではなく「造らず、といへり。」が正しい終わり方です。つまり、福沢先生自身の言葉ではなく、他からの転用なんです。この文には続きがあり、要約すると、

「『天は人の上に人を造らず、 人の下に人を造らず』って言われてるけど、実際は違うよね。お金持ちもいれば貧乏人もいる。この違いはどこからくるの?それは勉強したかしないかによるんだよ

ということを述べた一節なのです。だから『学問のすゝめ』なのですね。

 

ということで、本番も近づいてきました。エジソンさんが何と言おうが、努力はやっぱり大切です。しっかり勉強しましょう。

(泉澤俊一)

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