【総括】
今回は、全体的には難易度のあまり高くない問題が多く、基本の知識がしっかりしており、典型的な計算問題の練習がしっかりできていれば、高得点が可能である。〔V〕はやや難しかった。
〔T〕基本の知識に関する正誤問題と化学反応の頻出型の計算問題であった。
〔U〕酸化数、酸化還元反応のイオン反応式の係数決定、酸化還元滴定の計算で、基本〜標準的であった。
〔V〕中和滴定と溶解度に関する問題で、長い問題文から正確に情報を読み取らなければならず、計算もやや難しかった。
〔W〕有機化合物に関する問題で、酸化数や無機化学に関連する内容、計算も含まれていた。基本〜標準的であった。
〔X〕タンパク質、α-アミノ酸に関する問題で、合成高分子に関する内容も含まれていた。知識がしっかりしていれば解きやすかったと思われる。
【石川恭久】